今回初めて、SHOW-COMPANYの作品を見せて頂いたのですが、本当に素晴しかったです。
大阪弁のミュージカルと聞いていたので、とても楽しみにしていたのですが、期待以上のものでした。
薫役の方は流石と言いますか、最初から最後まで目が離せず、引き込まれてしまいました。
お婆さんが乗り移った時に歌っていた曲が、今も頭から離れません。
銀行マンの方は驚く程沢山の役をされていて、笑わされてばかりでした。
今度何か神頼みをするときは、この天使が出てきてくれそうな気がします。
子供達も、本当に上手くて驚きました。漫才も素晴しかった。
やはり大阪は笑いのレベルも高いですね。
さちことまちこ役の子供は存在感があり、歌も印象的でした。
あけみ役の方の演技もよかった。声もよく、最後は真面目に就職して頑張っている姿を見て涙が出そうでした。智子役の方は、本当に薫の事を思っているんだなと感じる程、薫の見る目が優しかったのが印
象的で、最後に1人で語る台詞が心に染みました。
鈴子先生は、冷たい中にも優しさがあり、最後は結婚までされて、その時の顔が本当に愛らしく、見ている私まで幸せになりました。
綾乃役の方は、子供たちの対応にあたふたしている姿がとても可愛らしく、その中で子供を見つめる目
が、智子と同様に本当に優しいもので、この場面しか出ていないにも関わらずとても印象に残っています。
政男役の方は圧倒的な存在感があり、芝居も上手く、薫をおんぶして歌う姿は何とも言えない気持ちになりました。
最後の最後で涙が堪え切れなくなり、恥かしながらいい歳をして号泣してしまいました。
カーテンコールの歌の時に、丁度智子役の方と綾乃役の方が近くに居たのですが、お2人共子供たちに負
けない位良い顔をしていて、代表の方が最後の挨拶の時に、「SHOW-COMPANYの出演者は皆本当に笑っている」とおっしゃってる意味が良く分かりました。
是非とも、他の作品も見てみたいです。 |